話題になってる「ランウェイで笑って」を最新3巻まで一気読みした
【あらすじ】
身長は、158cmから伸びなかった・・・。藤戸千雪の夢は「パリ・コレ」モデル。モデルとして致命的な低身長ゆえに、周囲は「諦めろ」と言うが、千雪は折れない。そんなとき、千雪はクラスの貧乏男子・都村育人の諦めきれない夢「ファッションデザイナー」を「無理でしょ」と切ってしまい・・・!?「叶わない」宣告をされても、それでも一途に夢を追って走る2人の物語。
『俺TUEEEEEEはファッション界でも大暴れ??』
週刊少年マガジンで連載中。
面白いと評判の「ランウェイで笑って」を読みました。
先日、1~2巻を鑑賞して最新刊3巻が発売されてたので早速、購入。
ファッションモデルとデザイナーという少年漫画誌でピックアップするのには難しい題材。
まず1~2巻を読んだ率直な感想としては…
「売れるのも納得の仕上がりだなぁ」というモノでした。
恐らく人気が出るかどうか不安な部分があったのか。ひとまず2巻で終われるような作りになってます。
…というのも千雪と育人くんのキャラは見えてこないのに無双させていくコトでテンポの良さとキャッチーさで持っていく。(千雪に対しては少し掘り下げがあるけど…)
いわゆる何者でもない人物がシンデレラストーリーで花開くというのを上手く魅せてる。
なので2巻完結だとしても凄く上手くまとまった形になってたのは、そういうコトなんだろうなと。
本当の面白さを見るなら3巻からだろうと思っていた。
…というコトで待望の3巻。
やはり冒頭で育人くんが何故、デザイナーになる理由のエピソードから始まった。
短編としてのエピソードだった1~2巻だったんだと改めて感じた。
この3巻で育人くんのライバルになるようなキャラが出てきそうだったけど。
あっという間に育人くんの魅力によって堕ちてしまう。
うーん。チョット、トントン拍子すぎるなぁ…
会う人物。会う人物が育人くんの魅力に惹かれて、育人くんの取り合いになってしまう。オレTUEEEEEE系のハーレム状態かよw
そして、ファッションデザインの部分も、もう少し掘り下げて欲しかった。そこは青年誌と少年誌の差なのかもだが。
絵柄としてはカッコいいんだが。何をしてるのか全く分からん。
この印象はジャンプの「ブラッククローバー」感に似てる。
言葉やセリフではファッション業界は厳しい。体育会系で苦しい所だと言うんだけど。
そこの部分が、まだ描かれていない。
物語上はヤヴァイという状況が全て育人くんたちにとってのチャンスに転じてるのは、
チョット残念ポイント。
これが人気出るのは分かるし。上手く出来てる。
嫌な読み方をしても、このクオリティなのは凄いコトなんだと思う。
まだという部分に期待を込めて、これからも続刊を楽しみにしたいと思います。