映画『ジオストーム』レビュー 映画そのものがディザスター
ディザスターなのは映画「ジオストーム」そのものだった??
【あらすじ】
地球の異常気象をコントロールする為に世界の技術を結集して気象をコントロールできる人工衛星「ダッチボーイ」を完成させて地球は平常化する。完成したハズの「ダッチボーイ」が暴走する。その影響で世界は同時多発的に自然災害が起こる。ジェイクとマックスが宇宙と地上から解決に乗り出す。
監督は『Mrディザスター』の名で知られるエメリッヒ監督とタッグを組んできたディーン・デヴリンが監督・脚本を担当する。
その時点で「オデッセイ」「インターステラー」「ゼログラビティ」などの
SF作品の様なモノを求めてはいないワケです。
そう。ディザスターを見たいワケです。
B級感あるディザスターを堪能しにレッツ映画館へ!
写真にある吹替メンバーを見てもB級映画になる要素は揃っているw
と思っていたら…映画の話の中心は何とジェイクとマックスの兄弟の絆を描いた
ストーリーになってる。それもビックリするぐらいテンプレ。
無茶なアニキの尻拭いする弟クンという、その結果。
仲違いをするも地球がヤヴァイことになってる中、和解していく姿は…
映画「海猿」かな??
でもヤヴァイことになったのを自己犠牲していくのは「アルマゲドン」かな?
それでもイイ。むしろB級映画としてはポジティブなエッセンスですから。
と思っていたらディザスターが起こらない??
序盤に香港とアフガンに予兆として起こるくらいで中々、起こらない。
そんなこんなで本格的にディザスターが起こるのが1時間後くらいから。
映画の上映時間が110分を考えると遅い。遅すぎる。
人間ドラマっぽいのよりもディザスターをくれよーと
ディザスター飢餓状態が続くのは苦痛。
じゃあ、それまでは何してるかと言うと「ダッチボーイ」が故障した原因を地上と宇宙で調べるコトになるけど…ネタバレになるので書きませんが。理由がくだらなすぎる。くだらなすぎる。大切なコトなので2回、言いました。
ディザスタームービーと見せかけてジェイクとマックス兄妹の絆を描いた劣化版「アルマゲドン」みたいな感じ。
ネタバレ?というか津波が発生してるのに機械が正常になったら津波が止まって引いていくって、
どういうコト?津波とは??
そうか、ディザスタームービーと見せかけて映画そのものがディザスターだったというコトなんですね。分かりました。
早速、2018年ワースト候補の1番手にノミネートですw