2017年最高のアニメ邦画について…
アニメ映画を対象から除外することが話題に…
詳しくは記事自体を確認していただきたいが簡単に言うとアニメは俳優が演じていないから映画ではないという結論。
これには残念だとしか言いようがない。
そういうコトならと…ブロガーの「破壊屋ブログ」さんがネット集計による
2017年最高のアニメ映画ベスト10を決定しようという動きがあるので参加しました。
「映画芸術」を最低だよと声を上げるよりも、こういう形でポジティブに反応するのって素晴らしいと思いますね。
1. 夜は短し歩けよ乙女
— つう(ダベるブログ) (@daberublog) 2018年2月2日
2. SAOオ―ディナルスケール
3. 夜明け告げるルーのうた
4. きみの声をとどけたい
5. メアリと魔女の花
6. 交響詩篇エウレカセブン
7. 虐殺器官
8. ゴジラ怪獣惑星
9. 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
10. ひるね姫
#2017年のアニメ邦画ベスト10
ツイッターでは作品を挙げただけなので少し各作品の短評を書いていこうと思ってます。
1位 夜は短し歩けよ乙女
『日本版ララランド』
監督は湯浅監督。主演には星野源。
王道恋愛ストーリーを「湯浅カラー」で彩った作品。
先輩と後輩の恋愛という日常的なモノを扱いながら湯浅監督の
独自の湯浅カラーで非日常に変換させられて終始、楽しい作品。
演技については声優・俳優共に素晴らしい。
中でもロバート秋山は気づけないぐらいだったけどキャラとしては
秋山っぷりで素晴らしかった。
そのテンションは日本版ララランドといえる感じの楽しさを感じました。
2位 SAOオ―ディナルスケール
「TVアニメの劇場版最高峰」
人気TVシリーズもの劇場版。スタッフもそのまま。
一昨年のアニメ映画大ヒットの流れが「2017年は?」という立ち位置にいたSAO。
(公開時期が1月だったので)
それを見事に受け継いでTVアニメで描き切れなかったバトルシーンを多く描いてくれた。ただバトルしてるだけでなくストーリーもポケモンGOよろしくARを
フューチャーしてるなど1本の劇場作品としてキチっと仕上がってる。
TVアニメの劇場版のクオリティとしての最高峰になってる。
3位 夜明け告げるルーのうた
「2017年は湯浅監督の年」
4月に「夜は短し歩けよ乙女」を5月には「夜明け告げるルーのうた」と公開してきた湯浅監督。そして年明けには「デビルマンBABYCRY」と2017年は湯浅監督の年だったと言っても過言じゃない。この「夜明け告げるルーのうた」も素晴らしい出来。
4位 きみの声を届けたい
「こういう良作は毎年出てきて欲しい」
新人声優オーディション企画として始まった今作。監督は伊藤尚住。
今期の「オーバーロード」などを手掛けている。
恋愛要素のない「心が叫びたがってるんだ」みたいな感じで良作。
こういうオリジナルアニメで劇場公開されるのってホントに大事だし。
面白い。鎌倉を舞台にして丁寧に描かれている良作。
5位 メアリと魔女の花
米林監督のスタジオポノックの初長編作品。
正直、映画単体としてはジブリを後継としては弱いモノとなりましたが。
脱「ジブリ」作品としては素晴らしい出来上がりでした。
そちらについてはこちらで解説してます。
6位 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1
色々と賛否両論でしたが個人的には面白かった。
劇場でTVサイズで放映したのが特に否定的な意見が多かったけど。
その後に公開された「コードギアス」もTV総集編だったのを劇場版サイズに引き伸ばしてましたが。その影響で引き伸ばすコトで作画がキツいのが多かったので「エウレカ」のTVサイズで公開したのは正解だったと気づきましたね。
7位 虐殺器官
伊藤計劃3部作の最後の作品(本来は第1作の予定だったが制作会社が途中で倒産した為)世界情勢へのリンクがあって楽しめた良作だったが引き継いだせいなのか。
チカラが入ってるシーンとフツーの作画のバランスがチョットおかしかったのが目立ってしまって良いシーンがイイだけにもったいない作品でした。
公開延期などがなかったら、もう少し話題になっただけに残念。
8位 ゴジラ怪獣惑星
アニメ版ゴジラ3部作の第一弾。
3部作のせいか世界観の説明ばかりが目立ってしまいストーリーが雑な展開に。
3DCGは良かったのだけれど。退屈な内容だった。次回作に期待したい。
9位 打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?
岩井俊二の作品を豪華メンバーでアニメリメイクした作品で「君の名は。」っぽい宣伝のおかげで、かなり割を食った作品。
大根仁の脚本の072が目立った作品。これは正直、DAOKOのPVを見るので十分な作品。シャフト制作で川村元気をプロヂューサーなど勝てる布陣が返ってアダになった。
個性がぶつかりし過ぎてしまった残念な作品。
10位 ひるね姫
神山健治監督のてがけたオリジナル作品。
眠たくなるのは見てる観客だった作品。主演の高畑充希も声優には向かないし。
ストーリーも微妙だった。イイとこなしの作品だった。
というベスト10でしたが正直、他の「ハイキュー」などのTVアニメ総集編の劇場版も鑑賞してますが、やっぱ劇場版としてオリジナルで公開してる作品を挙げさせてもらいました。
一昨年のアニメ豊作の次の年だった2017年でしたが今年は、それに続くハズだった大作たちが軒並み大コケだった昨年。今年もイイ作品に出会えたらイイなと思います。