2017年を振り返ってみる『マンガ雑誌編』
2017年をコミック雑誌から振り返る。
年末企画の一環でマンガ雑誌をピックアップしていたので。
イイ機会だと思って『4大少年コミック雑誌』からマンガ界隈を
振り返ってみるコトにした。
今年はYouTubeでの活動で色々と交流があって雑誌をテーマに話した事もあった。
YouTubeのマンガレビュアー界隈で行った『俺たちの週刊少年ジャンプ10選』などもあったのも大きいと思う。
週刊少年ジャンプについて…
昨年の「こち亀」終了に伴い、世代交代が行われた印象。
6連続新連載など相変わらず連載作品の入れ替えは激しい。
そんな中、「鬼滅の刃」「Drストーン」「約束のネバーランド」など
新しい看板マンガが確立してきた。
「約束のネバーランド」は「このマンガがすごい2018」で
オトコ編1位になったくらいだ。
来年、50周年を迎えるジャンプは色々と攻勢をかけてくるだろう。
決まっているだけでも「僕のヒーローアカデミア」の映画化。
「BLEACH」の実写映画公開。「ゆらぎ荘の幽奈さん」アニメ化。
「食戟のソーマ」は4期も決定している。
現在のアニメ放送中の「ブラッククローバー」は年間通して放送が決まっている。
年明けには「HUNTER×HUNTER」の富樫先生も帰ってくるので
ますます盛り上がるコトになるだろう。
週刊少年マガジンについて…
個人的にはスポーツとラブコメのマガジン。
今年、アニメ映画も公開した長期連載の「フェアリーテイル」が大団円を迎えた。
アニメ化した「ベイビーステップ」連載10周年を迎えたが、
最終巻の作者コメントでは打ち切りを示唆するコメントがあった。
マガジンはジャンプほど打ち切りに厳しくないイメージだが、
長期連載をスパッと切ってしまうのが時々ある。
ネット上では「はじめの一歩」も連載終了じゃないかとの噂が出ている。
ラブコメは元気なので。チョット元気のないスポーツ陣を盛り上げて欲しい。
週刊少年サンデーについて…
ついに「名探偵コナン」の黒幕が判明した。…が同時に長期休載。
来年の3月に映画が公開決定してるので、それまでの充電期間だろうと
思われる。
アニメ化した「境界のリンネ」「マギ」の連載も終了。
「絶対可憐チルドレン」「銀の匙」も最終章に入るなど。
新世代とベテラン作家のバランスが取れてきた印象。
ショートマンガに置いては傑作が多いが所謂、エースと4番不在の
長編作品の看板マンガが不在だった感があったが…
新人の「シノビノ」「マリーグレイブ」なども今後、期待できそうだ。
週刊少年チャンピオンについて…
かつてはヤンキーが読むイメージだったが最近は、すっかり変わった印象。
長期連載の「浦安」「刃牙」「ドカベン」シリーズに加えて
腐女子人気たっぷりの「弱虫ペダル」
そして最近は萌え系マンガも多く。「イカ娘」の安部真弘先生の新作も
スタートするなど。
なかなかカオスなラインナップになっているが、それがチャンピオンっぽいと
言えばチャンピオンっぽくはあるw
さらには、このマンガが凄いで注目を集めた「BEASTARS」などがラインナップ
に並べる。この「BEASTARS」はチャンピオンらしい画風に恋愛マンガの要素が混ざったハイブリット作品だとも言える。
まとめ
こうやって今年の流れを見ると各雑誌で「世代交代」が目立った1年だった気がする。
少し前まではフツーに40、50巻を超える長期連載が多かったが、今年や去年などからは入れ替わりが出来ているようにも思える。
特に個人的にはサンデーでは2015年に市原新編集長が就任した時に改革を
行うとして「宣言文」を出すなどをして話題になったのが、今年になって
形になってきたように思える。
サンデー信者としては「このマンガがすごい2018」で「魔王城でおやすみ」「初恋ゾンビ」などは、もう少し話題になってもイイと思っているくらいだ。
その年の顔になるような作品があったが、近年はチョット、インパクトが薄いかも。
来年は何が出るかなと期待したい。
そして、個人的には、もっと来年は新作を掘っていきたいと思ってる。