ダベるブログ~略してダベログ~

自分が気に入ったモノやイイねと思ったのを書いていくブログです。ようは1人でダベっているような感じで気楽にやっていこうと思います。備忘録にも。

映画 僕だけがいない街 を観てきたハナシ(ネタバレはしないっす)

 

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究極のミステリーマンガを実写映画化

軽くあらすじを。

自分だけ時間が巻き戻る現象“リバイバル(再上映)”に悩まされる青年・藤沼悟が、自らの過去と対峙し、もがく姿を描く“時間逆行”サスペンス!

売れない漫画家である藤沼悟は、悪いことの起こる直前に時間が巻き戻る現象、「リバイバル」に悩まされていた。その日、「リバイバル」が原因で交通事故にあった悟は、18年前の誘拐事件で殺された少女を思い出す。そして、悟の見舞いに訪れた母佐知子は解決されたはずの事件の真相に気づいてしまい・・・

 

 

youtu.be

監督は平川雄一朗。

テレビドラマ「ROOKIESルーキーズ」「仁ーJINー」を大ヒットに導いたヒットメーカー。映画監督としては「そのときは彼によろしく」脚本も手がけた「ツナグ」

泣けるモノからラブコメを得意としている監督です。

脚本は後藤法子。テレビドラマ「チームバチスタ」シリーズを手がけた。映画は「神様のカルテ」を担当。

 

僕だけがいない街とは?

この原作のマンガは3年連続でマンガ大賞にノミネート。このマンガがすごいにも3年連続ランクイン。かなり話題になっている作品です。50件以上の実写映画化のオファーがあって今回のスタッフに決まったというコトです。

マンガは全8巻の予定。先日、完結したばかり。アニメも今週で最終回。そして、映画公開と怒涛のラッシュです。やはり映画撮影、制作には時間がかかるので未完の原作をどう描くかが問題です。そこは原作者の三部けい先生は、こういうラストにするつもりとは伝えたものの原作を気にすることなく映画は別でもイイですよと言われたので製作陣でオリジナルの展開にしたそうです。

なので映画と原作マンガは全く毛色が違うモノなので、この映画を見てマンガを読むと衝撃を受けると思いますw逆にマンガを読んで映画を見るとポカーンとなりますw

 

・一言で言うと「餅は餅屋」でどうぞ。

この製作陣。監督は感動系が主な作品。脚本家は原作モノをドラマや映画に落とし込む作品。そして、プロデューサーは「僕等がいた」「アオハライド」「ストロボエッジ」を担当してきたのです。恐らく、今の作品を聞いて知らないなぁと思った方は男性だと思います。なぜなら3作品とも少女マンガ原作の作品で、かつ恋愛マンガなのでカップルで見に行ったりでもしてない限りは、目にする機会が少ないと思います。

つまり、このチーム。原作モノの恋愛や感動を描いたりするのは得意なんですよ。

フツーにラブコメやってくださいよぉ。

もし、鑑賞前にパンフを見てしまう習慣がある方は絶対に見ないで下さい。

パンフをよく見ると、その大事なオリジナル展開のラストの結末をインタビューで語ってしまっているしwちょっと雑だよ~という点が多いです。

 

・伏線を張らずに結果だけ回収。

コレは先日の記事にも記載しましたが、もう一度書いておこうと思います。

ストーリーに影響がないので加代が悟の家で朝食を見て、感極まって泣いてしまうシーンを例に挙げたいと思います。

加代は母親から育児放棄(ネグレクト)を受けていて加代にとって朝食は一人きりで食べることだった。最初の頃はカップラーメン、次に焼いていない食パン、最後にはお金だけが置いてあるのが朝食の風景だったのが悟の家に泊まって起きた時に味噌汁、卵焼き、温かいご飯が出てきて、悟と悟の母親と加代の3人で家族で食べる暖かい家庭はテレビでしか見たことのない風景に今まで母親に色々とされても泣かなかった加代が思わず感極まって泣いてしまうというシーン。

このシーンをアニメでは上手いなと思わず唸ったので紹介しておきます。

アニメでは。最初に悟の家の朝食を目にする加代。するとカメラワークが加代の目線になって最初はカップラーメン、焼いてない食パン、お金と加代が瞬きするたびに変わっていき、そのお金で一人、公園で白い息を吐きながらパンを食べてる加代。そして、思わず泣いてしまうという演出。コレは文句ナシに良かった。テレビの前でイイ年のおっさんがフツーに泣きましたから自分もw

んで、問題の実写映画はと言うと起きてきた加代は朝食を見るなり泣き出すっていうw

それじゃ、朝食が嫌いなモノばかりで食いたくなくて泣いてるみたいじゃねーかw

他にも、悟の小学生時代に起こった連続誘拐殺人の被害者は3人。雛月加代、杉田広美、中西彩の3人。そのうち2人は悟とクラスメイト。中西彩は隣の小学校に通っている。

映画の尺の中で中西彩はカットされていても問題ないんですが杉田広美は登場させなくちゃいけないんですね。広美クン(名前が広美なんですが♂です)は悟たちの友達のグループにいるメンバーですし。犯人が如何に狡猾かつアタマのイイというのを表現するのに、欠かせません。そして、その後の展開にも重要な役割を担います。

ですが、映画では登場しないんですね。最悪、登場しないのは構わないんですが。被害者3人の名前が新聞に載ってるシーンが出てくるんですが広美クンの名前が浩子となってるんですね。コレは原作者の意図を汲んでないし。なんで広美クンが♂なのかを理解してないってコトなんですね。

 

・タイトルロゴだけ見ても原作のリスペクトがないのが分かる。

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この原作コミック、実写映画のロゴ、アニメ版のロゴを見ても原作のリスペクトがあるかないかが読み取れてしまうんですね。

まず、原作コミックのロゴなんですが「僕だけ」明朝体で「ない街が」ゴシックになってるんですね。「がい」は明朝体とゴシックの1画ごとに合成したカタチになってます。リバイバルが違和感が取り除かれるまで時間が繰り返して探すというコンセプトを正に気づくか気づかないかを表現してるロゴだと思います。

続いて下の画像のアニメ版のロゴ。キチンと原作と同じようにしてます。

いやぁ、でもフツーに原作の通りにしただけやん?と思うかもしれません。ですが、アニメ版のサブタイトルは基本、明朝体で何画かだけゴシックになってるという仕掛けになってます。最終話(もう今日か)では全部がゴシックに変わって歴史が変わったというのを表現したのではないのかと言われています。まぁ、こういう遊び方はオタクやなぁと思ってしまいます(褒め言葉ですw)

詳しくはコチラへ

togetter.com

 

 

さて、実写映画の方は。全部、明朝体で書かれてます。

しかも、パンプの裏表紙(画像の右側)にドーンとデカく表記されてます。コレは、もうある意味、狙ってるのかという風にしか見えないですね。原作とアニメの意図から考えると。

小さいことかもしれないんですがミステリーですし。こういう細かい積み重ねが映画にも出てしまっています。

 

・原作ファンとして

自分は原作ファンとしてアニメ化も楽しみにしてましたし。実写化も楽しみにしてました。先に始まったアニメは原作をさらにアニメーションにして、更にブラッシュアップして面白くしてくれていて楽しめました。アニメも完璧とは言えず、エピソードをカットしている部分なんかも色々とあります。が、制約(全12話)という中でどう描くかが凄く考えられているなという印象です。実写映画は…人気の原作を手っ取り早く金儲けしてるようにしか見えないんですよね。マンガ原作なら数多くやってる藤原竜也。ヒロインには有村架純を配しておけばミーハーな観客を集客できるというのが見えてしまって残念な感じに見えてしまいました。

原作未読で映画見る人は、こんな感じかと思わずにマンガ原作を読んでいただきたいです。そして、原作ファンの方には、正直オススメはしないですが。ココが違ってるのかとか違いを楽しむのも一つだとは思いますがDVDを待つ方をオススメします。

こういう安易な原作の取り扱い方をして欲しくないので、こうしてレビューしました。

よかったらご参考になさって下さい。